東京出張①野川
グリーンインフラ野川を歩く 2018年3月7日
月7日に東京都国分寺駅付近から流れる野川を歩き見てきました。
野川はグリーンインフラでも取り上げられており
洪水災害時を想定とした貯留施設・生態系維持管理・絶滅危惧種保全・憩いの場コミュニティーの創出など
多岐にわたる多様性があるところです。
さっそく説明していきます。
野川は市内恋ケ窪(こいがくぼ)地域内の湧水に源を発し
国分寺地区など数か所から湧出する水を集めて世田谷区内二子橋近くで多摩川に合流しています。
名前の由来は、市内の文献等にも見当たらずわからないそうですが、
『野の川』『武蔵野の川』という意味であるらしいです。
この川を土地の人々は昔から『おお川』と呼び田んぼ用水に利用し、子供たちは良い遊び場として親しんできたそうです。
湧水のためか、川の透明度がとても高くとても綺麗でした。
川には小魚がいてサギなどの鳥が飛来していました。
上流から下流へ歩いて行くと、少し川幅が広くなり、川に沿って歩くことができ、
静かでとても良い散歩道で流れはとても緩やかで、ほとんど流れのないところもあったと思います。
道中、突然民家にハクビシンとみられる動物が現れました。
とても愛らしく写真を撮りました。
突然現れたハクビシンにも驚きましたが、同行していた弊社の村上が見てすぐに『ハクビシンや!!』と言ったのはもっとびっくりしました。
『何で知ってんねん!!』って突っ込みたかったです。笑
また、歩いていくと小学校の下を野川が通っていてさらにびっくり。
さらにさらに3キロ程歩くとクジラ公園に到着して、そこでは『見えない貯水池』がありました。
激しい豪雨があった時に(野川)へ流れ込まないような仕組みがありました。
少し説明すると
地下につくった施設の中に雨水が入る仕組みで、雨水を土の中に浸み込ませる働きがあります。
少しの雨であれば、土の中に浸み込みますが、多量の雨の場合、水の浸み込みが間に合わなくなり、雨水は周囲につくってある土手の内側に溜まり森の中が池のようになります。
雨がやむと雨水はゆっくりと時間をかけて少しずつ(野川)に流れていきます。
そして、溜まった水はいつの間にかなくなって元通りになり、池は消えてしまうという事で
『見えない貯水池』というわけです。