普通の家?と高断熱の家?
高断熱化は最も効率の高い投資!? 2019年1月15日
新年明けましておめでとうございます。
昨年に引き続き本年もどうぞも宜しくお願い致します。
今年は昨年からメディア等で暖冬と言われておりますが、寒いのが苦手な私は『この寒さで暖冬か?』と思いながらバイクに乗っています。
さらに、家ではこの時期、寒さに我慢しようかどうしようかと、今月のガス代が気になりつつも、ガスファンヒーターのスイッチを入れ、子供達がヒーターから離れないと『ヒーターにあたりすぎ』と言い、子供たちがいなくなると自分があたるという日々を過ごしています・・・。笑
昨年、グリーンインフラの一環で雨水活用である雨庭見学や、ISG投資などでアメリカはニューヨークに行っておりましたが、
アメリカのニューヨークでは賃貸物件の室内温度の最低ラインを決めていますし、イギリスでは室温と健康の相関関係の研究がすすめられており、寒い家は危険だと(冬期の室温17度以下)いう認識は国レベルで取り上げられ
多くの国民が認識しております。
因みに、1月15日の我が家の室温は8度でした。おそらく外気温は0度~4度(車のメーターからは4度との記載)。
前置きが長くなりましたが、ブログのタイトルである『高断熱化は最も効率の高い投資!?』について話をさせていただきます。
まず、家を建てるより建ててからの費用が大きい。
住まいの費用は大きく①土地・建物の取得費(住宅ローン)、②メンテナンス費用③光熱費の3つに分けることができます。
たいていの人が①のイニシャルコストばかりに目がいきます。
ですが、実際はそれより大切なのが、家を建てた後に発生する②③のランニングコストです。
金額が圧倒的に大きく、住まいの性能によって数百万円の差がつくからです・・・。
下記でそれぞれの費用を試算してみました。
(例)30歳で家を建てて85歳で亡くなると仮定し、この55年間で住まいにかかるお金を試算してみました。
建設費1800万円+住宅ローン金利分558万円=2358万円。
メンテナンス費用は1630万円
光熱費は2594万円
試算の結果、一番高い買い物は光熱費でした。
また、エネルギーコストの上昇率を加味する必要もあります。経産省の発表によると電気料金は過去40年間において年率平均2%で上昇しており、国の施策次第ではさらに上昇する可能性があります。
『普通の家』と『高断熱の家』とで比較したところ、『普通の家』は最初のイニシャルコストである建築費は200万円程度安くつきますが、50年間のスパンで見てみると『高断熱の家』と比べて光熱費が450万円も高くつく計算となりました。
『高断熱の家』は、築20年前後で『普通の家』を逆転し、以後どんどん差が開いていきます。
つまり、『高断熱の家』は、『普通の家』よりお得なんです。
冒頭にもありましたが、家を建てる時は土地や建物プランなどが気になってしまいイニシャルコストばかりに目が行ってしまいがちですが、
ご購入の際には
●土地・建物の取得費(住宅ローン)
●メンテナンス費用
●光熱費
以上の3つをバランス良く見ながら検討してみてください。
そう考えると高断熱化は最も効率の高い投資になる。
*『普通の家』の仕様は次世代省エネ基準UA値0.86(㎡・K)C値1.0c㎡/㎡
『高断熱の家』の仕様は、(HEAT20 G2水準・基住標準仕様)UA値0.48(㎡・K)C値0.7c㎡/㎡
今売り出されている注文住宅や分譲住宅の商品でも上記の『普通の家』の仕様である次世代省エネ基準以下の家もあるのでUA値C値を確認して下さい。