気密劣化について
気 密 劣 化
こんにちは。今日も過ごしやすいお天気で気持ちが良いですね!!
今日は先日行なった、気密測定のことについてです。
基住スタッフが日頃作業している、モデルルーム兼オフィスの気密測定を行いました。
この建物の断熱仕様は下から基礎断熱・外張り断熱・屋根断熱となっております。
4年前に建てられました。
外皮性能『UA値』は建設時に計算しておりませんでしたが、気密値『C値』は新築時1.8? でした。
今回の気密測定は、4年経過した新築時1.8?だった気密値(C値)がどれぐらい劣化しているか確認するために測定を行いました。
驚かれるかもしれませんが、弊社にしろ・他社にしろ、新築時の気密値(C値)は必ず劣化します。
特に窓や玄関のサッシのゴムのパッキンなどが劣化して気密値を下げてしまいます。
気密値というとわかりにくいかもしれませんが、C値は隙間面積の事ですので使用すればするほど劣化して隙間は少しずつ大きくなります。
一般的に10年経過すると気密値(C値)の隙間面積は倍になると言われております。
0.1?や0.2?の気密値を売りにしている会社をたまに見かけますが、
たしかに数字としては大変すばらしい数字です。
しかし、0.1?にする事でかなりの手間と費用がかかります。数字競争ではないので、費用対効果を考えなければなりません。
弊社では新築時の気密値は0.5?を施工して、10年後には1?になっていると想定し、それでも2?以下であれば高気密住宅と言われるので大丈夫ではないかと考えております。
長くなりましたが、測定の結果は1.9?でした。
4年経過で0.1?の劣化はそんなに悪くはないと思います。
また、先程申し上げたように
サッシのゴムのパッキンなどから気密劣化しますが、いつでもゴムのパッキンなどは交換できるので10年単位ぐらいで取り替えする事をお勧めします。
※気密が良くなると家の換気能力が上がります。
レンジフードの換気扇・トイレの換気扇・各居室の壁などにある第3種換気などの換気能力が上がり、家全体の換気・吸気が良くなり、滞留していた空気が流れ、新鮮な空気が出入りするようになります。
無垢の木などを健康素材としてPRしておりますが、気密を良くして換気・吸気能力を上げた方がよっぽど健康的だと私は思います。
家を建てるその時に・・・家づくりの答えが見つかります!!