ZEH+とは?
ZEH+に115万円の補助金
先日、2018年度のZEH(ゼロエネルギー住宅)支援事業の概要が発表されました。
次世代のZEHとして今までのZEHよりも高い性能を持つ『ZEH+』の要件がありました。
補助額は115万円で通常のZEHが75万円に対して45万高くなりました。
また、蓄電システムの導入加算の上限も通常のZEHが30万円に対し、45万円と1.5倍に設定されております。
※追加要件として2つあります。
- 基本的な省エネ性能向上
- 自家消費を意識した取組の採用
1では、1次消費エネルギー削減を25%削減が必要。(通常ZEHは20%)
2では、①高性能外皮 ②高度エネルギーマネジメント ③電気自動車(プラグインハイブリット含む)
の3つの要素のうち2つ以上採用する事。
① の外皮性能では、UA値ベース、1・2地域で0.3以下、3~5地域で0.4以下、6・7地域で0.5以下が求められます。
我々の地域で『ZEH+』を採択すると6地域ですので0.5以下のUA値の性能が必要となります。
この性能を達成しようとすると工事費がかかるので国が補助しようというわけですが
性能アップさせると家のコストは当然上がりますが、今であれば補助金が受けられ
高性能な事で光熱費が安くなり、そして何より夏涼しく・冬暖かいお家が手に入り、
ヒートショックも受けにくく、将来中古売買するうえでもBELSなどの性能値が出て、
★の数で表した評価書などがあれば評価が違うのは当たり前ですし、車で言うとガソリン車とハイブリット車との違いなのでいい事ばかりではないでしょうか?
私も9年前に家を建てましたが、その時の家選びの判断基準は駅から近いかなどの立地条件・価格・間取りなどでしたが、今は建築基準法で降りる基準(最低基準)からエネルギーをどれほど削減するのか、耐震性能は数値化され、C値(隙間面積)はいくらでUA値の外皮性能がいくらで、メンテナンス計画と明確な基準で判断できる事が正直うらやましいです・・・。我が家は省エネ性能が低いので冬は寒く、夏はかなり暑いです。泣笑
まぁ、それぐらいこの5年から10年間ぐらいは業界全体が大きく変わりました。
正確には業界全体が気付かされ、変わろうとしております。変わりきっていないのでまだ、皆さまに浸透していないのです。今は補助金を出して国は誘導しておりますが、2020年から省エネ基準がUA値0.87(大阪・兵庫6地域)とこの数値が義務付けされます。あと2年で今の基準よりアップする事が決まっております。それどころか、2030年までに新築のほとんどをZEH(ゼロエネルギー住宅)にしようという事です。