屋上庭園　RAKUEN

このお家は屋上部分に屋上庭園をつくりました。都市部で庭をつくるのはとても難しい事です。

そこで考えたのが、屋上庭園です。しかし、実際、屋根部分を屋上庭園とすることで、当たり前ですが、屋上庭園からの雨水の侵入に気をつけなければいけません。

近年のゲリラ豪雨は想定外ばかりでいろんな角度から雨が降るだけでなく、雨量が半端なく多量です。排水口を通常より大きく設けゲリラ豪雨対策もしたいます。点検時には屋上庭園の防水部分に劣化が見られないか重点的に注意して確認しています。

屋上庭園の写真は冬期に撮影しましたので、閑散としておりますが、今ではたくさんの樹木が植栽されており、すばらしい空間となっております。

また、このお家は1階リビング部分に大きな吹き抜け部分を設けているので構造計算もしっかり行いました。構造部材はLVL（最近、建築学会で取り上げられている部材）を使用しました。この商品は構造計算に有利で、特に座屈（荷重がかかった時に曲がりにくい）に強い商品です。それにより、吹き抜け空間が実現しました。

また、建具、床、キッチンと、ほとんどの建材を無垢材としました。写真ではわかりにくいですが、無垢はメンテナンスに少し気を付けなければなりませんが、重厚感、親和性、調湿効果とメリットもたくさんあります。