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外断熱による間仕切りなしの大空間
基住の家『荒牧』
外断熱による間仕切りなしの大空間
このお家は外断熱工法により、お家全体が暖かくて間仕切りなしでの大空間が実現しました。
通常、吹き抜けなどの大空間を設計するうえで気を付けるのが、構造、エネルギー、快適です。
対策として
① 構造→一般的に3.6m以上ある梁の長さを飛ばす場合は構造的に要注意となります。しかし、この家では最近注目されているLVLという構造材を使用して構造計算を行い、3.6m以上ある梁のスパンを飛ばしても大丈夫な梁材で行いました。
②エネルギー→断熱性能が低いお家では間仕切りをしてエアコンの効きが良いように経済的に思案しますが、このお家では外断熱工法を行っているために家全体が暖かく間仕切りする必要がありません。
③快適→吹き抜けなどの大空間になると高低差ができ、自然の摂理で高所部分ではとても暖かく、低所部分の床面では冷たくなります。今では弊社で当たり前になってきていますが、基礎断熱工法を用いてカウンターアローファンという小屋裏から基礎空間までを空気巡回させています。これにより、高低差による温度差はだいぶ改善されました。
加えて間仕切りのない空間によって階段上部もなく開放感があり、リビング吹き抜け空間と階段上部空間と2階廊下空間も一体の空間となりました。
また、1階リビングに併設された勉強スペースや、パントリースペースまで一定温度で快適に楽しく過ごせるようになりました。